ニッポン再生のカギは、地方の再生にあり! 森林や地域をベースに農山村の活性化に取り組む人々が集まる「農山村再生フォーラム」が、7月10日 (土)に東京農業大学百周年記念講堂(世田谷区)にて開催されます。
国土の約7割が森に覆われている日本。しかし農業や林業などの第1次産業はおとろえ、地方、特に農山村では高齢化が進みます。また、放置されて荒れた山林は花粉症や水害の原因となるなどの問題も出てきています。
その一方で、森が持つ温室効果ガス(CO2)の吸収、癒しの効果による健康増進、バイオマス資源の供給などの多面的な効能を積極的に活用して、地域再生につなげる試みが現在各地でスタートしています。これまで大量消費で成り立つ都市の踏み台にされてきた地方ですが、大量消費のライフスタイルが地球温暖化などの理由で行き詰まる今、都市が抱える問題を解決するヒントが農山村には眠っています。
「農山村再生フォーラム」は東京農大と実践総合農学会と山村再生支援センターが共催します。早大教授・前三重県知事の北川正恭氏による基調講演の他にもパネルディスカッションや、北海道から沖縄まで全国12自治体からのプレゼンテーション、トップランナー市町村の事例紹介などが予定されて います。
12時開場、12時半に開会。入場は無料ですが、「山村なび」ウェブサイトから事前に参加登録すれば入場がスムーズとのこと。