中部電力は、紙の利用を通じて森林の間伐を促進する活動を中部地域で始めたそうです。「森の町内会」と呼ぶ活動で、環境保護を目的にしたNPO(非営利団体)「オフィス町内会」(東京都港区)と共同で展開するとのこと。
森の町内会の仕組みはこうです。会の活動を支持する企業は「間伐サポーター」になり、紙の代金に加えて、1kg当たり15円の「間伐促進費」を"環境価値"として支払います。間伐促進費の全額は、間伐と間伐材の有効利用のための森林整備にあてられます。
一方、間伐サポート企業は「間伐に寄与する紙」を、環境報告書などの印刷用紙に利用できるとのこと。印刷物には森の町内会のロゴマークを付けられるので、環境貢献を広くアピールできるわけです。
エネルギーや紙の原料として、木質バイオマスが利用されていますが、経済的な側面では、地球に負荷をかけてでも、遠いところから輸入して購入したほうが安く済みます。これからはこのような取り組みで、コストを負担しても地球に付加が少ない、地産地消の概念が広がっていくことと思います。
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一方、間伐サポート企業は「間伐に寄与する紙」を、環境報告書などの印刷用紙に利用できるとのこと。印刷物には森の町内会のロゴマークを付けられるので、環境貢献を広くアピールできるわけです。
森の町内会は、東京都に拠点を置く企業を中心にオフィス町内会が始めた活動で、大阪府、神奈川県でも実施。今回、中部地域にも活動を広げました。中電は中部地域での森の町内会の事務局を務め、サポーター企業の開拓や間伐促進費の管理、報告業務を行います。活動による間伐材チップは、王子製紙が愛知県春日井市の春日井工場で受け入れ、製紙原料の一部に使用します。
間伐は、樹木の一部を伐採して密度を適度にし、残った樹木の生育を促す方法。国内の森林は現在、林業の不振や木材の利用低迷などから間伐が行き届かない状態です。中電は、CO2吸収や土砂災害防止、生物多様性の保全、水源確保など森林が持つ本来の機能回復が重要と考え、森の町 内会活動を推進することにしたそうです。(ECO JAPAN)エネルギーや紙の原料として、木質バイオマスが利用されていますが、経済的な側面では、地球に負荷をかけてでも、遠いところから輸入して購入したほうが安く済みます。これからはこのような取り組みで、コストを負担しても地球に付加が少ない、地産地消の概念が広がっていくことと思います。
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