佐川急便が、地球温暖化防止に向けて進めている取り組みの一つが、2008年に通信販売業者向けに開発した「CO2排出権付き飛脚宅配便」です。業界初のサービスとして佐川急便が開発したもの。
今月21日からは、化粧品などを通信販売する新日本製薬(福岡市)の商品すべてがこの仕組みを使って配送されるとのこと。
商品配送1個につき、新日本製薬が2円、佐川急便が1円をそれぞれ負担し、CO2換算で1149グラム分の排出権を買い取ります。これを佐川が保有する1万トン分の排出権に組み入れ、政府に無償で譲渡する。これによって、佐川急便はこれまでに95トン分の排出権を政府に譲渡しています。このサービスを利用すれば、ユーザーもCO2削減に参加できるという仕組みです。(佐川急便 プレスリリース)

商品配送1個につき、新日本製薬が2円、佐川急便が1円をそれぞれ負担し、CO2換算で1149グラム分の排出権を買い取ります。これを佐川が保有する1万トン分の排出権に組み入れ、政府に無償で譲渡する。これによって、佐川急便はこれまでに95トン分の排出権を政府に譲渡しています。このサービスを利用すれば、ユーザーもCO2削減に参加できるという仕組みです。(佐川急便 プレスリリース)
本業である宅配便の輸送効率化にも力を入れているとのこと。道路が混雑し、駐車スペースが少ない都内を中心に、トラックではなく、台車や三輪自転車を使った配送を04年度から開始。専用の「サービスセンター」は今年2月現在で246カ所に及びます。営業店とサービ
スセンターの間はトラックで、サービスセンターと集配先の間は三輪自転車などで荷物を運ぶそうです。これに伴い、トラック1000台相当の増車抑制に結び付きました。三輪自転車は自動車運転免許がいらないため「女性社員の姿も多く見かけるようになった」(同社広報部)といいます。
運送車両のエコ対応も進んできました。燃料に天然ガスを使うトラックは、2月現在4353台、全体の約16%に上るそうです。(産経新聞社)
