カーボンニュートラルなオリンピック実現を目指して バンクーバー2010

 2010年冬季オリンピックがカナダのバンクーバーで開幕しました。バンクーバー冬季五輪組織委員会(VANOC)と国連環境計画(UNEP)は、イベントの環境パフォーマンスの改善や、環境に関する意識の向上のため、3年前から協力を進めてきました。
 VANOCでは、クリーン技術を用いて、開催都市への移動で発生するCO2排出量を最小限にし、また、環境に配慮した施設をつくり、オリンピックに伴って排出されるCO2を相殺(カーボンオフセット)することを約束しているそうです。
オリンピックゲームの環境パフォーマンスについては、UNEPが評価し、2010年後半に環境影響評価報告書を公表する予定でとなっています。
 
 また、VANOCとUNEPは、カナダに住む13~24歳を対象にした環境ビデオコンテストを開催し、優勝者は2月13日に開催される、バンクーバー2010サスティナビリティ・プログラムへの貢献を称えるイベントで表彰されるとのこと。

 なお、UNEPは、今年、南アフリカで開催されるFIFAワールドカップや、10月にインドで開催されるクリケット大会でも、環境に配慮したスポーツイベントの開催についてアドバイスを行っているそうです。
(UNEPプレスリリース)

 今回のオリンピックや5月に開催される上海万博など、世界で行われる大きな大会・催し物でのカーボンオフセットの実施は必要不可欠なものとなってきました。
2006年トリノ冬季オリンピック時には開発途上国において環境対応型エネルギープロジェクトを実施することで、オリンピックでの余剰CO2排出分のカーボンオフセットに取り組みました。
 オリンピックという世界的な注目が集まる舞台への影響力を用いて、より大きな範囲での環境意識の波及に効果が生まれればと思います。

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このページは、green plusが2010年2月22日 13:19に書いたブログ記事です。

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