COP15では当 初、2013年以降の温室効果ガス排出量の削減目標などを定めた新たな議定書を採択する予定でした。しかし、先進国と途上国の溝が埋まらないため、最終日 の18日に開かれる首脳級会合で新たな議定書の基になる政治合意(コペンハーゲン合意)の採択を目指しています。
議長国のデンマークが米英など一部の先進国と非公式に協議してとりまとめたとのことです。京都議定書とは異なり、途上 国にも温室効果ガスの排出抑制を求める内容になっており、中国やインドは独自に新興国案を作成するなどして反発しています。中国は持ち時間を超えての発言でした。途上 国にも温室効果ガスの排出抑制を求める内容となると、この合意もできるかどうか、注目したいところです。
