COP15速報 コペンハーゲン合意の文書について

 米国、中国、欧州連合、日本など約25の主要国の首脳級による非公式協議が行われ、コペンハーゲン合意の文書をつくることで一致しました。途上国に対しての対応や途上国の温暖化対策をどのように支援していくかといった仕組みが焦点となっています。骨格を固めて、18日の首脳級会合で最終合意できることを目指しています。
  約190カ国による閣僚級会合では、国連作業部会が示した合意案に基づく協議が18日未明まで続けられました。温室効果ガスの削減義務をめぐり先進国と途上国の溝は埋まらず、行き詰まったままです。

 議長国デンマークのラスムセン首相がまとめた草案をもとに、18日午前に再度集まり、詰めの協議をする予定だそうです。2020年までの途上国支援策をめぐり、先進国の拠出額や民間資金の活用方法などが決められるようです。

 今日は、鳩山由紀夫首相が首脳級会合で演説し、京都議定書に代わる新たな温暖化防止の枠組みの決定時期について「来年中盤までに新しい一つの包括的な法的文書を完成させるべきだ」と述べ、数カ月の先送りを容認する考えを表明しました。
 今回決める予定であった文書がまとまらないことを受けての発言ですが、果たして先送りにしても良い問題なのだろうかと今後の気候変動問題への取り組みに対して不安に思いました。鳩山首相は「温室効果ガス25%削減」を目指していたが、今のところ条件にあげられていた合意には至らなそうです。
 もっと積極的に働きかけ、日本がリーダーシップをとれるよう、最後まで粘り強くポスト京都議定書作成に取り組んでほしいなという思いが率直な思いです。今回、もし具体的な数値が決められなかったら、次回のCOP16でも話はまとまらないと思います。  少しでも具体的な目標、数値目標が提示されることを期待したいなと思います。 (藤原沙来)


環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。

環境ブログへ



トラックバックURL: http://eicnet.sakura.ne.jp/mt5/mt-tb.cgi/622

このブログ記事について

このページは、green plusが2009年12月18日 18:28に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「トヨタがプリウスPHVを2年後に市販へ」です。

次のブログ記事は「住宅版エコポイント制度を創設へ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

環境ブログ

環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。


Creative Commons License
このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。