大阪ガスは、今年6月に販売開始した家庭用燃料電池「エネファーム」について、「2015年度には価格を、現在の3分の1程度に相当する50-60万円に引き下げたい考えだそうです。
このエネファームは固体高分子形というタイプで、触媒として高価な白金を使用するため価格が高く、現状では国の補助制度を使っても180万円程度とのこと。 09年度は1300台の販売を見込んでいますが、10年度は2000台に販売計画を引き上げ、量産効果などでコストダウンを進める方針なんだとか。
50-60万円なら、機種によってはエコキュートと競争できるため、料金メニュー次第で優位に立つことは可能ではないでしょうか。
大阪ガスは水素エネルギーを活用した町づくりを本格的に検討する考えとのことなので、将来的には再生可能エネルギーによって作った水素をエネファームで利用できるようになるかもしれません。そうなればガスの販売量は激減するでしょうけど、化石燃料を販売する事業は永続はできないのですから、ぜひ早い段階で事業の転換を図ってほしいと思います。