東レと北陸3県の繊維関連企業を中心にしたグループは、国内の繊維産地として初めて、織物会社や染色工場などへ配送するトラックの共同使用を今月から始めたそうです。
第1弾として石川県内の染色会社の小松精練、平松産業と、丸井織物、北国合繊の4社が参画。従来は各社がそれぞれトラックを手配し、配送後は空の状態で帰っていたところを、丸井織物が染色前の織物を小松精練や平松産業へトラックで出荷し、北国合繊がそのトラックを使って加工糸を丸井織物へ出荷するとのこと。
これによりトラック1台で済み、CO2を30%、運送費も40%減らせる見込みなんだとか。
今後は他社に呼び掛けたり、別グループによる新ルート開発のほか、富山、福井両県でも検討するそうです。
共同配送は各地で徐々に取り組みが始まっていますが、今回のように中小零細企業はまだまだのようです。コストとCO2を同時に削減できる非常に優れた取り組みなので、ぜひ全国で検討してほしいと思います。