中之島タワー、国交省のCO2モデル事業に

 朝日新聞社と朝日ビルディングが大阪市北区に建設を進めている「中之島フェスティバルタワー東地区」(仮称)が、CO2排出抑制に優れた建築を国土交通省が助成する「住宅・建築物省CO2推進モデル事業」に選ばれたそうです。

このCO2モデル事業とは、家庭部門・業務部門のCO2排出量が増加傾向にある中、住宅・建築物における省CO2対策を強力に推進し、住宅・建築物の市場価値を高めるとともに、居住・生産環境の向上を図るため、省CO2の実現性に優れた住宅・建築プロジェクトを、国が公募によって募り、予算の範囲内において、整備費等の一部を補助するものです。

この中之島タワーは、同規模の一般的なビルに比べ、CO2排出量を年間約40%削減できる計画が評価された。同タワーは、新しいフェスティバルホールや朝日新聞大阪本社などが入る複合ビルで、高さ200メートル、地上37階、地下3階建て。来年1月に着工し、2013年春の完成予定のタワーです。

 冷暖房システムに、二つの河川に挟まれた中之島の立地を活用。
大気に比べて夏は冷たく、冬は温かい河川の水をビルの地下に取り込んで利用する。空調時に排出する熱も、大気ではなく河川に放出する仕組みで、夏のヒートアイランド現象を緩和する。
河川環境への影響も小さいという。

 このほか、二重窓にしたり、高層オフィス部の上下を貫く形で外気の通り道を設けたりして効率的な空調を実現し、CO2排出量を年間7277トン削減するんだとか。

 省CO2推進モデル事業は08年度に始まり、今回は4回目。52件の応募があり、同タワーを含む20件が採択されたそうです。

その他、京都市下京区の梅小路公園にオリックス不動産が建設を予定する水族館計画などが採択されています。ここでは中心施設となる「イルカプール」の蓄熱を利用した館内空調システムなどが評価されたそうです。

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このページは、green plusが2009年11月 8日 14:27に書いたブログ記事です。

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