ブラジル政府は13日、2020年の温室効果ガス排出量を当初の予測より36.1-38.9%削減する自主目標を公表したそうです。
政府によれば、アマゾン熱帯雨林での森林伐採の削減や、バイオ燃料の活用などエネルギー効率の向上で目標達成を目指すとのこと。達成できれば1994年水準程度まで削減できるんだとか。
ブラジルは新興国として経済成長が続いていますが、年間の経済成長率を4-6%とした場合、これほどの大幅な削減目標を設定しても、経済の成長を損なうことはない見込みだそうです。
あくまで自主目標なので拘束力はありませんが、京都議定書後の新たな国際的枠組みに向けた各国の交渉に相当な影響を与えそうです。
最近インドネシアや韓国も削減目標に言及していますが、肝心の中国やインドにも期待したいところです。