火発の排ガスでミドリムシを培養しCO2吸収

 動物と植物の中間的性質を持つ単細胞生物「ミドリムシ」を、多量のCO2を含む火力発電所の排ガスを使い、最大20倍の速さで培養することにバイオベンチャー企業「ユーグレナ」が成功したそうです。

 

 ミドリムシは体長約0.1ミリで、水田などに生息。光合成によりCO2を吸収する植物の性質と、自分で動き回れる動物の性質を併せ持つ生物です。
 同社はミドリムシからバイオ燃料を作る技術も開発中で、培養したミドリムシからバイオ燃料を作り、発電などに利用、その排ガスで再度ミドリムシを培養、という循環を目指してるんだとか。

 

 海藻を養殖することでCO2吸収とバイオ燃料の生産を行おうという動きはありましたが、ミドリムシは初めてです。ミドリムシは光合成の能力、CO2吸収の能力が高いらしいので、ぜひバイオ燃料との循環を実現してほしいですね。

 

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このページは、ミヤギコウシロウが2009年9月 2日 23:43に書いたブログ記事です。

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