環境省は石炭火力発電所の新規建設について、最高水準の温暖化対策を導入した施設が計画されるよう、建設前に行う環境影響評価の基準を作る方針を固めたそうです。
発電効率が悪い火力発電所の転換を促すため、時間がかかっていた審査を合理化、時間短縮を目指すんだとか。
石炭火力発電については、自民党の「低炭素社会づくり推進基本法案」では、酸素吹石炭ガス化技術によって石炭をガス化した後、ガスタービン発電を行うと同時に廃熱を使って蒸気タービンを回して発電する「石炭ガス化複合発電(IGCC)」の推進が謳われていますが、民主党の「地球温暖化対策基本法案」では触れていないそうです。
政権交代によって温暖化対策は大きく前進しそうですが、ここについてはまだ不透明な状態です。
石炭ガス化複合発電(IGCC)の発電効率は55%程度と言われていますので、ぜひこのまま技術開発を進めていってほしいと思います。