石炭火力建設に最高水準の温暖化対策の基準

 環境省は石炭火力発電所の新規建設について、最高水準の温暖化対策を導入した施設が計画されるよう、建設前に行う環境影響評価の基準を作る方針を固めたそうです。

 発電効率が悪い火力発電所の転換を促すため、時間がかかっていた審査を合理化、時間短縮を目指すんだとか。

 石炭火力発電については、自民党の「低炭素社会づくり推進基本法案」では、酸素吹石炭ガス化技術によって石炭をガス化した後、ガスタービン発電を行うと同時に廃熱を使って蒸気タービンを回して発電する「石炭ガス化複合発電(IGCC)」の推進が謳われていますが、民主党の「地球温暖化対策基本法案」では触れていないそうです。
 政権交代によって温暖化対策は大きく前進しそうですが、ここについてはまだ不透明な状態です。
 石炭ガス化複合発電(IGCC)の発電効率は55%程度と言われていますので、ぜひこのまま技術開発を進めていってほしいと思います。

環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。

トラックバックURL: http://eicnet.sakura.ne.jp/mt5/mt-tb.cgi/467

このブログ記事について

このページは、ミヤギコウシロウが2009年8月31日 23:51に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「バイオ燃料「E3」9月1日発売」です。

次のブログ記事は「CO2の25%削減、自工会会長、実現可能性に懸念」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

環境ブログ

環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。


Creative Commons License
このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。