廃棄物分野の温室効果ガス削減にJ-VERを活用した新制度

 環境省は、排出削減に積極的な業者に対して他の企業などに売却できる「排出枠」を与えることで、産廃処理業者や自治体などの温室効果ガス削減を支援する枠組みを作る方針だそうです。

 温室効果ガス排出削減の対象プロジェクトに選ばれると排出枠が与えられる「オフセット・クレジット(J-VER)制度」を活用する予定で、処分場から発生するメタンガスの削減や、廃油を燃料に転換する事業などが想定されているとのこと。
 14日に有識者による研究会を発足させ、具体的な制度設計に着手。今年度中に方向性を示すんだとか。

 廃棄物分野の排出削減は、コストがかかり割に合いにくいため、なかなか取り組みが進んでいないようです。そのため、新たな枠組みを通じて費用負担を減らす狙いがあるとのこと。
 メタンガスの削減も、廃油のリサイクルも、温暖化対策だけではなく、エネルギー自給率の向上にも役立ちそうなので、新制度によってもっと取り組みが進むことを期待します。


 

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このページは、ミヤギコウシロウが2009年7月12日 23:52に書いたブログ記事です。

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