林野庁は16日、宮脇方式の植樹法で知られる横浜国大の宮脇名誉教授の協力によって広島県呉市で植樹を行い、全国の森林管理局職員ら参加した約70人が、12種の広葉樹約2000本を植えたそうです。
宮脇方式とは、土地本来の多様な広葉樹を植える植樹法。木材生産の効率性を重視してスギ、ヒノキの単一樹種を整然と植える林野庁の方式に比べ、短期間で森を育てられます。
今回植樹した国有林は、04年の台風でヒノキの単一林が倒木。表土の流出による災害を防ぐため、早期復旧に迫られていたため、宮脇方式が注目されたということのようです。
同庁は今後、コストなどを検証し、自然災害の被災地の復旧に宮脇方式の導入を検討するとのこと。
森林の育成は今回のような防災だけでなく、温暖化対策としても重要となってくるため、今後は短期間で森を育てられる宮脇方式が全国で導入されるかもしれません。
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