埼玉県川口市では、2009年4月1日から「地球温暖化」を「地球高温化」の名称にして用いています。「地球温暖化」という言葉では、温暖で過ごしやすいという印象があって、この名称の変更は地球が直面している自然環境の危機的状況を認識してもらうことを目的としているそうです。
市長は、同年1月23日に環境大臣に直接会い、地球的な規模で起きている気候変動に対し、全国民が危機感を感ずる名称として「地球高温化」への変更 を申し入れました。
同市では、自ら「温暖化」を「高温化」へ変更し、2009年度の組織改正において、地球高温化対策の更なる推進を図り、具体的な取り組みを
実践する窓口として、環境部内に地球高温化対策係を設置したそうです。
新年度の高温化対策としては、カーシェアリングによる車両台数の削減や廃棄物対策、ゴミ減量、緑化の推進などを挙げているようです。
聞き慣れてしまった言葉ですが、確かに「温暖化」というと過ごしやすいイメージがありますね。この動きは面白いと思います。