フランスがCO2回収・貯留システムのない石炭火力発電所は許可せず

 フランスのエコロジー・持続可能な開発国土整備大臣は3日、2020年までのエネルギー基盤計画を公表しました。

 それによると、温室効果ガスを2005年比で22%削減するため、再生可能エネルギーの割合を23%にするほか、石炭火力発電所の半数以上を2015年までに廃止し、汚染の少ないガス発電に取り替えるそうです。また、今後はCO2の回収・運搬・貯留システムを備えていない石炭火力発電所の建設は許可しないとのこと。


 日本は太陽光発電に関しては2020年までに現在の20倍にするという意欲的な目標を掲げましたが、石炭火力発電の廃止に関してはこのような目標は定めていません。

 先月、福島県いわき市の石炭火力発電所の新設計画については、斉藤環境相の指摘により、最高水準の設備を導入したり、バイオマス燃料の混焼率を拡大したりによって、CO2削減に取り組むよう求める勧告が経産相よりなされましたが、ぜひフランスのように明確な数値目標を掲げて、削減に取り組んでほしいと思います。



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このページは、ミヤギコウシロウが2009年6月14日 23:32に書いたブログ記事です。

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