関東地方の10都県の知事らが3日、政府が来週にも決定する温室効果ガスの中期目標について、15%以上の削減を求める緊急提言を行ったそうです。
政府内では中期目標の6つの選択肢のうち1990年比7%の削減を支持する意見が多くなっていますが、関東地方知事会長の橋本茨城県知事は斉藤環境大臣に、1990年比15%以上の削減目標を策定するよう求める「緊急アピール」の文書を手渡したとのこと。
斉藤環境大臣は「15%以上の削減は決して実現できない目標ではない」と述べ、引き続き関係閣僚などに働きかけていく考えを示したんだとか。
関東地方知事会は、河村官房長官にも同様の提言を行うことにしているそうです。
政府内で有力となっている1990年比7%減は、2005年比では14%削減となります。東京都は2000年比で、埼玉県は2005年比で、それぞれ25%削減する目標を掲げているのに比べると、その差は歴然ですね。政府にはぜひ日本の環境対策のお荷物にならないよう、がんばってほしいと思います。