政府が「新議定書」の草案を提出

 政府は24日、京都議定書に続く2013年以降の温室効果ガス削減枠組みの議定書草案を、国連気候変動枠組み条約の事務局に提出したそうです。

 50年までに世界全体のガス排出量を半減するため、先進国は排出量の削減目標の達成を、途上国は削減計画の作成・提出を、それぞれ約束するとしており、中国やインドなど主要途上国については、省エネ目標を設け、達成を義務付けるとしているとのこと。また、先進国の削減目標については、特定の国に有利にならないように、削減率の基準となる年を複数もうけるとしたんだとか。
 次期枠組みの交渉期限とされる今年12月の締約国会議(COP15)での採択を主張していくそうです。

 

 省エネが進んでいる日本が不利にならないよう先手を打ったかたちですね。ただ、未だに中期目標を設定していないばかりか、非常に消極的な中期目標を検討している状態で、このような提案をしても、相手にしてもらえない気がします。そうならないようにするためにも、くれぐれも中期目標はIPCCの求める範囲で設定してほしいですね。

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このページは、ミヤギコウシロウが2009年4月25日 23:12に書いたブログ記事です。

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