ブラジル国営石油会社のペトロブラスは、今夏にも首都圏でガソリンにバイオエタノールを3%混ぜたバイオ燃料「E3」の販売を始めるそうです。
年内に6カ所の独立系スタンドで売り出し、将来は商社などと組んで全国展開を目指すとのこと。
同社が50%出資する日伯エタノールが建設した生産設備にて、月間1000キロリットル程度を製造するんだとか。
E3は、通常のガソリンに比べて製造コストは割高らしいのですが、3年間は環境省の補助を受けるため、価格はレギュラーガソリンと同程度になる見込みだそうです。
4月3日の記事「新日石がバイオガソリン 6月から1000カ所で販売開始」に書いたとおり、6月には新日本石油が全国1000カ所のスタンドで、バイオエタノールと石油系ガスを合成した「ETBE」を1%以上配合した「バイオガソリン」を発売する予定です。
ブラジルやアメリカなどではバイオエタノールを10?25%混ぜたガソリンが使われているのに比べると、日本はまだまだ遅れていますが、今夏からようやくバイオ燃料の普及に向けた取り組みが本格化しそうです。