農林水産省は17日、生産・流通段階のCO2の排出削減効果を示すマークを農林水産物に表示する際の指針をまとめたそうです。
指針では、従来品に比べて削減した量をパーセントや星の数で表示したり、排出量そのものを表示するなど、複数の表示方法を認めているとのこと。生産者や食品事業者に、自主的な表示を促すんだとか。
CO2マークを付けた商品は09年度にも店頭に並ぶ見通しだそうです。
CO2マークを付けた商品は09年度にも店頭に並ぶ見通しだそうです。
「CO2排出量の少ない農水産物を選びたい」と思っている消費者にとっては、このようなわかりやすい判断材料が増えるのはいいことだと思います。
ただ、この制度では、そう思っていない消費者に選んでもらうことはできません。
この制度に実効性を持たせるためには、消費者が「CO2排出量の少ない農水産物を選びたい」と思うようにするための取り組みも進め、「CO2排出量の少ない農水産物を作る生産者や食品事業者は得をする」という状況をつくる必要があります。2月10日の記事「国産品の消費拡大へ向けポイント制度の実験を開始」のような制度にも期待したいです。