住友金属工業和歌山製鉄所(和歌山市)内に増設した、石灰石などの原料を貯蔵する「焼結原料槽」で使用されました。大林組では今回の採用を足がかりに、大量のコンクリートが使われるダムやトンネルなどへ積極的に採用を呼びかけます。
初採用されたコンクリートは「クリーンクリート」。製鉄工程に出る「高炉スラグ」と呼ばれる粉末状の粉など副産物を再利用するため、通常のコンクリート原料となる石灰石や粘土などの製造時に出るCO2が発生しない仕組みです。約65%のCO2削減効果が確認されたといいます。スラグ粉末などの副産物を利用することで耐久性は通常コンクリートより強く、コストも従来型とほぼ変わらないとの事です。
大林組の試算によれば、1立方メートル当たりのコンクリートの製造工程で出るCO2は300キログラム。2010年度の国内コンクリート使用量は8530万立方メートルで、2500万トンのCO2が排出された計算になるそうです。
(産経ニュース)
日本の年間排出量が12億トンぐらいですから、2500万トンの削減というのはけっこう大きな数字ではないでしょうか。
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