大林組の"エコ"コンクリートが施設に初採用 CO2を7割削減

コンクリ.jpg 大手ゼネコンの大林組は23日、製造時のCO2排出量を通常に比べ約7割削減できる同社開発のコンクリートが初めて施設に採用されたと発表しました。
 住友金属工業和歌山製鉄所(和歌山市)内に増設した、石灰石などの原料を貯蔵する「焼結原料槽」で使用されました。大林組では今回の採用を足がかりに、大量のコンクリートが使われるダムやトンネルなどへ積極的に採用を呼びかけます。

 初採用されたコンクリートは「クリーンクリート」。製鉄工程に出る「高炉スラグ」と呼ばれる粉末状の粉など副産物を再利用するため、通常のコンクリート原料となる石灰石や粘土などの製造時に出るCO2が発生しない仕組みです。約65%のCO2削減効果が確認されたといいます。スラグ粉末などの副産物を利用することで耐久性は通常コンクリートより強く、コストも従来型とほぼ変わらないとの事です。

 大林組の試算によれば、1立方メートル当たりのコンクリートの製造工程で出るCO2は300キログラム。2010年度の国内コンクリート使用量は8530万立方メートルで、2500万トンのCO2が排出された計算になるそうです。

産経ニュース

日本の年間排出量が12億トンぐらいですから、2500万トンの削減というのはけっこう大きな数字ではないでしょうか。

環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。

環境ブログへ

 

 

 

 

トラックバックURL: http://eicnet.sakura.ne.jp/mt5/mt-tb.cgi/1067

このブログ記事について

このページは、green plusが2011年6月24日 13:22に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「航空機燃料に調理油=CO2を大幅削減 KLM」です。

次のブログ記事は「ホンダ、CO2排出量を30%削減 20年までに」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

環境ブログ

環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。


Creative Commons License
このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。