シャープ・新神戸電機 被災地へ太陽光発電システム寄贈

シャープは、新神戸電機と共同で、「被災地向けソーラー発電システム」250セットを準備し、被災地へ寄贈すると発表しました。防衛省の協力も得ながら、3月25日から順次、緊急避難場所での活用を目指します。
このシステムは、シャープ製のソーラーパネルと、新神戸電機製のバッテリー、ACコンセントを組み合わせた独立型の太陽光発電システム。太陽光で発電した電力を用いて携帯電話の充電などに使用できます。バッテリーの電力量は180ワット時で携帯電話120台を1時間で充電できるといいます。特に、電力復旧の見通しがたたない地域での利用を目的としているそうです。

同社では、震災後、ソーラーによる発電システムの活用を検討していたとのこと。今回、新神戸電機をはじめ関連企業の協力により本システムの製作が実現。また、「都道府県からの要請に基づいた防衛省の被災地に輸送する仕組み」の決定により、被災地への物資輸送が可能となったことから、本支援の実施を決めたそうです。

送電網もなくなってしまったエリアでは、発電機が発電した電流を、バッテリーに貯めておくことが重要です。ソーラーパネルは太陽光で発電するものの、できた電流は貯めておくことができず、また夜間などには発電ができないためです。 このような現場に即したシステムを企業の枠を超えて速やかに提供しているのは素晴らしい判断だと思います。

産経新聞

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このページは、green plusが2011年3月28日 11:30に書いたブログ記事です。

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