二階経済産業相は24日、太陽光発電の普及を促すための新制度を2010年にも導入すると発表したそうです。新制度は、太陽光で発電した電力を、電力会社が約10年の間、通常の価格よりも高く買い取ることを義務付けるしくみです。
対象は、既に発電装置を設置している利用者と、制度開始から3―5年に設置する利用者。買い取り価格は、当初は従来の2倍程度の1キロワット時あたり50円弱で、今後太陽光発電の普及に合わせ、年度ごとに下がるとのこと。
電力会社の負担増加分は電気料金に上乗せされる予定で、一般家庭で月に数十円から100円程度の値上げになるそうです。
政府は太陽光発電の導入量を、2020年に現在の10倍、30年には40倍に拡大する目標を掲げています。
そのため経済産業省は、新エネルギーによる電力の利用を電力会社に義務づけたRPS法について、電力会社の義務量を大幅に増加させるとのことでしたが、これだけでは目標を達成できないと判断したようですね。
せっかくなので風力や地熱も対象に含め、自治体や企業の再生可能エネルギー導入も促進してほしいと思います。