
京都カシックスのトラックは、CO2を出さない究極のトラックだ。
見た目は通常の2tディーゼル車だが、同社の藤田周士社長は「このトラックは、カーボンオフセット車。排出するCO2はインドのバイオマス工場との排出権売買によって、排出量がゼロになる」と説明する。
「環境に優しいことを進めることで、運送業界全体のイメージアップができる。運送会社は環境はもちろん、交通安全などにも全力投球していかなくて はならない」と指摘する。
「運送会社への環境規制は厳しくなっていく。行政から言われて実行するのではなく、企業としてできることを先に実行する」と語っている。
1t当たり、1ヶ月5000円のコストがかかるというカーボンオフセット車両。
「環境問題に前向きに取り組むきっかけになっていただければ」
藤田社長は「今後も積極的に取り組んでいきたい」と意気込をみせる。